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『新潟銘菓・万代太鼓』 物語

新潟銘菓 万代太鼓

昭和44年(1969年)発売。今では、お土産におやつに一番人気の新潟銘菓です。


新潟土産の定番!

おかげさまで、多くの皆様より愛され続ける「新潟土産」となりました。
年輪状に焼き上げたソフトクッキー生地の中にクリームを入れて和太鼓を表現した人気の焼菓子です。

新潟県『ふるさと納税』にも出品しております!

新潟祭りの花火

「花火」と共に、新潟祭りに欠かせない「万代太鼓」は郷土芸能として子供から大人まで親しまれています。




エネルギー(1個当たり) 156kcal
アレルギー 卵・乳・小麦・大豆





『新潟銘菓・万代太鼓』物語



■誕生の経緯
昭和43年(1968年)、第14回代新潟商工会議所会頭 和田閑吉氏の提唱により、新潟まつり活性化対策として新潟の和太鼓が創設されました。新潟地震にも耐え市民に愛されてきた美しい6連アーチ、新潟市のシンボル万代橋(現在 萬代橋)にちなみ、未来への発展を願い『万代太鼓』と命名されました。これを受けて翌昭和44年(1969年)に小型バウムクーヘンを太鼓の胴に見立て、より食べやすいようにと中にクリームを入れた『新潟銘菓・万代太鼓』が誕生しました。


■開発の秘話
美しさとともに夏のお土産として日持ちも重要な開発目標であったため、ミニバウムクーヘンとクリームの配合にはとても苦労しました。特に発売直後には、高温でクリームが溶けてしまうトラブルに見舞われ対応に追われました。早急な熔解防止が至上命題でした。
また、どうしても高温下ではバウムクーヘン生地からも若干の油分浸出が起こります。個包装フィルムへの付着が目立たないように包材の質やデザインにも工夫を重ねました。発売当初の個包装フィルムは白色がベースでしたが、油シミが触れた箇所が薄グレー色に変色するという不具合が起こってしまいました。
そこで、すぐに黒色をベースにしたデザイン変更を行いました。当時、お菓子などの食品パッケージに黒色を使うことはタブーとされていましたので『万代太鼓』はお菓子の分野でパッケージに黒色を使った草分け的存在です。


初代個包装デザイン
2代目個包装デザイン

■看板商品に成長
おかげ様で『新潟銘菓 万代太鼓』は新潟地震からの復興を象徴する新潟のお土産として、また、形が細長いため小さなお子様にも食べやすく普段のおやつにも好適として、50年以上にわたりご愛顧を頂戴してまいりました。昭和44年の発売以来、総販売数は実に2億個ほどにのぼり名実ともに弊社の看板商品として成長させていただきました。


■末は万代・・
『新潟銘菓 万代太鼓』が発売された昭和44年はアポロ11号により人類が初めて月面に降り立った年でした。弊社にとっては初代コンピューター(NIAC1240)を導入した年であり、また、それまでの部課長制度から、より組織階層のシンプルなライン・スタッフ制への組織変更に着手した記念すべき年でした。
時代とともにお菓子の原材料や製造技術も進化いたします。その時々に合わせて最高の原材料と新しい製造技術により不断の製品改良に努めてまいります。また、新しい味わいも追い求めてまいります。
どうぞ『新潟銘菓 万代太鼓』を、末は万代までもご愛顧賜りますようお願い申し上げます。