素材のはなし 大阪屋のよもぎ大福 新潟県三条市(旧下田村)の丘陵頂上のよもぎをたっぷり使用。 お餅は特別契約栽培のこがね餅。

どこまでも広がる新潟の田園地帯。その先になだらかな傾斜の丘陵地が広がる下田村。五十嵐川水系の清冽な水と澄んだ空気。寒暖の差が激しい気候条件。そこに自生するよもぎは、このふるさとの原風景ともいえるのどかな里で風薫る五月初旬から月末にかけて収穫されます。この頃が一番香りが豊かでしかも虫がつきにくい季節なのです。しかも車道や田畑の影響を受けにくい丘陵の頂上部に自生するよもぎの中から育ちのよいものだけを摘み取ります。

その後さらによもぎを選別し、異物を念入りに取り除きます。それから水洗い。続いて釜煮。この時、自然の香りそのものといった、よもぎの豊潤な芳香があたりに立ち込めます。

このように手間をかけ、愛情を注がれたよもぎをたっぷり使い、季節を楽しむ「よもぎ大福」に仕立てました。

「特別契約栽培」西蒲原郡潟東村の「こがねもち」使用。

特別契約栽培 こがねもち[写真]

西蒲原郡潟東村・こがね会は稲の有機減農薬栽培に意欲的に取り組む農家でつくるグループです。新潟のお菓子屋として、また食する者という立場からも、ぜひ納得のいくもち米をということで特別契約栽培をしております。おかげさまで今年も無事収穫を終えました。

「稲は農家の足音を聞いて育つ」という言葉を聞いたことがあります。農家の手を介し新潟の気候とともに成長する稲。芽の出始めは成長が遅い稲も、周囲の成長に負けまいと必死に伸び、育苗終期には不思議と高さが揃うそうです。

また「こがねもち」は良質で美味なことから「もち米の芸術品」と賞賛されています。色、艶、粘り、こしの強さ、舌ざわりの良さが絶品。県外のお菓子屋さんものどから手が出る程に欲しがる新潟の食材です。また、同じ粒数でありながら、他のもち米と比較した場合、8割から9割ほどの質量しかなりません。栽培農家にとっては歩留まりの悪い品種ですが、逆にいえばそれだけおいしさが凝縮されているということです。

このように手塩にかけて育てられた潟東村「こがねもち」を大阪屋の大福でどうぞお楽しみ下さい。